この記事はこんな方におすすめです:
Google Meetを常時2画面接続して仕事をしている
建築設計ソフト(ARCHICAD)やChatGPTなどのAIツールを同時に使っている
ノートPCの性能に不満がある
複数画面で効率的に作業をしたい
導入の背景:在宅勤務とPCスペックの限界
私はこれまで会社支給のノートPC(モバイルワークステーション)を使用していましたが、2024年6月から本格的な在宅勤務が始まりました。
その中でGoogle Meetを常に2オンラインで接続し、建築設計ソフト「ARCHICAD」で作業しながら、ChatGPTでの資料作成やWeb検索などを同時進行する必要が出てきました。
このような高負荷のマルチタスク環境では、ノートPCでは動作のもたつきや操作性の悪化が目立ち、業務効率に支障が出るようになりました。
そこで私は、処理性能が安定し、4ポート以上の映像出力が可能なデスクトップPCを導入することに決めました。

Google Meetって、かなりメモリ使ってしまいます。
なぜノートではなくデスクトップ? コスパと使い勝手の観点から
現在は外出先でPCを使う機会がほとんどないため、持ち運びよりも性能と安定性を重視すべきだと判断しました。その結果、以下の理由からデスクトップPCを選択しました:
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より高性能なCPUやGPUを搭載可能
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長時間の連続使用に強く、静音性・冷却性も優れている
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モニター4画面以上の接続が安定して可能
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拡張性が高く、将来のアップグレードも容易
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同等の性能であればノートよりコスパが高い
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旧ノートPCも軽作業や予備機として使える
選んだPCの構成と理由(ネット購入&ChatGPT活用)
作業環境に必要なタスク(Google Meetの同時接続、ARCHICADによる図面作成、ChatGPTによる資料生成など)をChatGPTに相談し、必要なスペックを客観的に確認しました。そのうえで、バランスの取れた構成を自分で見直し、最終的な判断に活かしました。
提案された内容を参考にしながら、マウスコンピューターの公式サイトでカスタマイズを行い、G-Tune DGI7G70B8AFDW101DECというモデルを選定。
すべてオンラインで完結し、カスタム構成での発注から納品までもスムーズでした。
導入PCのスペック構成
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CPU:Intel Core i7-14700F(20コア・28スレッド)
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GPU:NVIDIA RTX 5070(12GB / DP×3・HDMI×1)
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メモリ:64GB DDR5(※標準32GB → +32,000円でアップグレード)
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ストレージ:1TB M.2 NVMe Gen4
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電源&冷却:750W GOLD電源、水冷クーラー搭載
購入価格:360,500円(税込)
周辺機器とモニター構成の最適化
その他モニター接続構成で追加購入したもの
4画面構成を実現するため、以下の機器を追加購入しました:
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Upperizon モバイルモニター(16インチ 4K)…19,999円
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Mini HDMI – HDMIケーブル(2m)…899円
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DisplayPort to HDMI変換アダプター×3…2,247円(749円×3)
合計:23,145円(税込)
作業環境の変化 Before / After
📷 以前の環境(ノートPC+モニター2台)
→ 一番右のPCの画面も使っていましたが、首が疲れて肩こりに!
📷 現在の環境(デスクトップPC+モニター4台)
→ 上下2段のレイアウトで用途別に画面を分離。視認性・操作性ともに向上。

左の黒い箱がデスクトップPCです
使用シーン別:同時作業の負荷と快適度
使用ケース | CPU使用率 | メモリ使用量 | GPU使用率 | 快適度 |
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ARCHICAD+Twinmotion+Meet×2+Netflix | 60〜75% | 40〜48GB | 45〜60% | 高負荷でも安定し快適 |
ARCHICAD単体 | 約25% | 約18GB | 約30% | 快適 |
Meet×2+YouTube+資料作成 | 約35% | 約22GB | 約25% | 十分に快適 |
複数の重いソフトを同時に使ってもフリーズや動作遅延はなく、非常に安定した環境を実現できました。
まとめ:処理速度・拡張性・快適性をすべて叶える「本当に必要なPC」
今回のPC導入を通じて実感したのは、「自分の業務に本当に必要な作業内容を明確にする」ことが、最適なスペック選定に直結するという点です。
私の場合、建築設計・AIチャット・オンライン会議などを並行して行う必要があり、次のような構成が理想的でした:
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マルチタスクを余裕でこなす20コアCPU
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高精度な3D表現に対応する最新GPU(RTX 5070)
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64GBの大容量メモリとGen4 SSDで快適動作
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4画面出力対応&静音水冷で安定した作業環境
実感した導入効果

36万の価値は十分。大満足!
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各作業アプリが同時に動いてもストレスなし
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ウィンドウ切り替えが不要で集中力が続く
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ファンの音が気にならず、作業に没頭できる
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高速起動&データ保存の待ち時間がほぼゼロ
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長時間使ってもPCが熱くならない
このPCに変えてから、作業の質もスピードも目に見えて変わりました。
ウィンドウを切り替える必要もなく、すべてのツールが快適に同時稼働。
集中力が続き、ストレスも軽減され、仕事に没頭できる時間が増えました。
「PCのスペック=ただの数字」と思われがちですが、実際には仕事効率や満足度、創造性までも左右する“重要な投資”です。
迷っていた私にとって、今回の導入はまさに“仕事の質”を変える転機となりました。
この経験が、あなたの環境整備やPC選びの参考になれば嬉しいです。
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